機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアとは、胃の痛みや不快感などがあり、検査などでの診断で特定の原因が見つからない消化不良の一種です。慢性的に胃の症状に悩まされたり、生活にも影響を及ぼすなど辛い症状を訴えます。
特徴
1、器質的異常がない
胃の不調や痛みが続いていても、胃潰瘍や胃がんといった疾患は認められない
2、慢性化
症状が半年、1年と続く場合も多く、生活に支障をきたすこともある
3、生活習慣や精神的要因が関与
ストレス、睡眠不足、生苦生活などが症状を悪化させる要因でもある
4、年齢層は幅広く発症
性別の差はあまりなく、20代から40代に多い
主な症状
胃の上部の痛み、きつい胸焼け、食後の膨満感、早期満腹感、吐き気、ゲップ、胸のつかえ感、胃もたれ、
機能性ディスペプシアのメカニズムは解明はまだされていませんが、以下の要因が関与されるとも考えられてます。
胃の運動異常機能、内臓感覚過敏、胃酸分泌異常、ストレスや心理的影響
はりハウスの治療方針
東洋医学的見解、脾胃(消化吸収や気血の生成)肝(気の流れなど調整)心(精神活動の機能不全や気血の滞り)などが関与しているとされ、そこへの調整、解剖学的所見、筋膜や神経、内臓などの滑走の詰まりや緊張を取り除き症状緩和を目指します。
機能性ディスペプシア症例
30代、大阪市在住、女性で胃もたれ、みぞおちの痛み、睡眠不足、ストレス、便秘、肩こりを抱えての来院
長年ストレスを抱えてきた事が五臓六腑バランスを乱し、症状として出現。
慢性化された体のストレスが虚熱を生み、症状を悪化させている状態。
脾胃を健やかに、肝うつ施術、安神施術で機能回復。
初診から3日連続施術で症状緩和し、週1を定期的に行い症状消失。
症例その2
60代、大阪市在住、女性昔から胃腸はあまり強くなく、よく不調を起こしていた。2ヶ月ほど前から症状は悪化し、よくならないことから来院。
病院では機能性ディスペプシアと診断を受け、薬を処方してもらったが全く効かない。
長年の不調により、気と津液を消耗し、痰湿を生み胃腸の働きも低下。
施術後は胃の気持ち悪さは消失するが日が経つと胃の気持ち悪さが出てくる。
消耗した回復に時間が必要なことから継続が必要で回数を重ねるうちに症状も緩和へと向かい現在は定期的施術を受けている。

(税込)
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